きいちごプロジェクト

「きいちごプロジェクト」、ようやく形が見えてきました。

数週間前から私を悩ませていたのは、かつて「工房きいちご」という窯元から引き継いだ、大量の陶芸資材。粘土500kg、釉薬が数十種類、石膏型の山…。欲しかった棚や作業台のほかに、思いもよらぬほどの“遺産”がやってきました。

棚の組み立てには丸2日。空間が整い始め、ようやく少し心も落ち着きました。粘土はありがたいことに120kgほど引き取ってもらえましたが、まだ380kg。冬になれば凍結し、繰り返せば再生できなくなる。だから、雪が降る前に使い切りたいのです。

そのために、プロ・アマ問わず、みんなの力を借りたいと思っています。

11月23日、この日に向かって。
去年と同じ日にイベントを開きたいと思うのは、私の両親の結婚記念日。命がつながったその日に、誰かの手で生まれた作品をこの場所に展示できたら、どんなに素敵でしょう。

廃業する人にとっては不要となった材料かもしれません。でも、それはただの「ゴミ」ではない。誰かの手によって「宝」になる可能性を秘めています。どんな粘土でも、誰がどんな想いで触れるかで、その価値は大きく変わる。

陶芸を始めたとき、きっと誰もがワクワクしていたはずです。
「これができたら、ちょっとカッコいいかも」
そんな気持ちを、私は今も大事にしています。楽しそうに生きる大人の姿は、子どもたちの目にまぶしく映るはずだから。

私がアトリエを持ったのは、モノの循環を通じて「カッコいい大人」が集まる場所をつくりたかったからかもしれません。使い切る、活かしきる、そして分かち合う。

この場所で、あなたと一緒に、未来に渡せる「何か」をつくっていけたら嬉しいです。

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